日本語 ▾ トピック ▾ 最新バージョン ▾ git-show-index 最終更新: 2.49.0

名前

git-show-index - パックアーカイブインデックスを表示

概要

git show-index [--object-format=<hash-algorithm>] < <pack-idx-file>

説明

標準入力からGitパックファイル(git-pack-objects[1] または git-index-pack[1] で作成)の .idx ファイルを読み込み、その内容をダンプします。出力は1行につき1つのオブジェクトで構成され、各行には2つまたは3つのスペース区切りの列が含まれます。

  • 最初の列は、対応するパックファイル内のオブジェクトのバイト単位のオフセットです。

  • 2番目の列は、オブジェクトのオブジェクトIDです。

  • インデックスバージョンが2以上の場合、3番目の列にはオブジェクトデータのCRC32が含まれます。

オブジェクトはインデックスファイルに見つかった順序で出力されます。これは(正しく構築されたファイルでは)オブジェクトIDでソートされているはずです。

パックファイルのより詳細な情報は git-verify-pack[1] を呼び出すことで取得できます。ただし、このコマンドはインデックスファイル自体のみを考慮するため、より高速で柔軟です。

オプション

--object-format=<hash-algorithm>

インデックスファイルに指定されたオブジェクト形式(ハッシュアルゴリズム)を指定します。有効な値は sha1 および(有効な場合) sha256 です。デフォルトは現在のリポジトリのアルゴリズム(extensions.objectFormat で設定)で、値が設定されていない場合やリポジトリ外の場合は sha1 です。

注: 現在、SHA-256リポジトリとSHA-1リポジトリの間には相互運用性はありません。

歴史的に、相互運用性機能を導入する際に、SHA-256リポジトリが後方互換性のない変更を必要とする可能性があると警告していました。現在では、互換性のある変更のみを想定しています。さらに、そのような変更が必要であることが判明した場合でも、今日のGitで作成されたSHA-256リポジトリは、データ損失なしに将来のバージョンのGitで使用できると予想されます。

GIT

git[1]スイートの一部

scroll-to-top