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名前

git-hash-object - オブジェクトIDを計算し、必要に応じてファイルからオブジェクトを作成する

概要

git hash-object [-t <type>] [-w] [--path=<file> | --no-filters]
		[--stdin [--literally]] [--] <file>…​
git hash-object [-t <type>] [-w] --stdin-paths [--no-filters]

説明

指定されたタイプで、名前付きファイル(作業ツリー外でも可)の内容を持つオブジェクトのオブジェクトID値を計算し、必要に応じて結果のオブジェクトをオブジェクトデータベースに書き込みます。オブジェクトIDは標準出力に報告されます。<type>が指定されていない場合、デフォルトは「blob」になります。

オプション

-t <type>

作成するオブジェクトのタイプを指定します(デフォルト:「blob」)。指定可能な値は、committreeblobtagです。

-w

実際にオブジェクトをオブジェクトデータベースに書き込みます。

--stdin

オブジェクトをファイルからではなく、標準入力から読み取ります。

--stdin-paths

コマンドラインからではなく、標準入力から1行に1つずつファイル名を読み取ります。

--path

指定されたパスに存在するかのようにオブジェクトをハッシュします。ファイルの場所はハッシュ値に直接影響しませんが、パスは、オブジェクトがオブジェクトデータベースに配置される前に、どのGitフィルターを適用すべきかを決定するために使用されます。フィルターが適用された結果、オブジェクトデータベースに格納される実際のブロブは、指定されたファイルと異なる場合があります。このオプションは、作業ディレクトリ外にある一時ファイルや、標準入力から読み取られたファイルをハッシュする場合に特に役立ちます。

--no-filters

属性メカニズムによって選択されるはずだった入力フィルター(改行コード変換を含む)を無視し、内容をそのままハッシュします。ファイルが標準入力から読み取られる場合、--pathオプションが与えられない限り、これは常に暗黙的に適用されます。

--literally

--stdinを使用すると、通常のオブジェクト解析やgit-fsckチェックに合格しない可能性のある任意のガベージをルーズオブジェクトとしてハッシュできます。これはGit自体のストレステストや、実環境で遭遇した破損したオブジェクトや偽のオブジェクトの特性を再現するのに役立ちます。

GIT

git[1] スイートの一部

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