Git
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名前

git-bugreport - バグレポートを作成するための情報を収集します

概要

git bugreport [(-o | --output-directory) <path>]
		[(-s | --suffix) <format> | --no-suffix]
		[--diagnose[=<mode>]]

説明

ユーザーのマシン、Gitクライアント、およびリポジトリの状態に関する情報を収集し、ユーザーが観察した動作に関する情報を求めるフォームに加えて、単一のテキストファイルに保存します。このファイルは、例えばGitメーリングリストに送信して、観察されたバグを報告するために共有できます。

ユーザーから次の情報が要求されます。

  • 再現手順

  • 期待される動作

  • 実際の動作

次の情報は自動的に取得されます。

  • git version --build-options

  • uname sysname、release、version、およびmachine文字列

  • コンパイラ固有の情報文字列

  • 有効なフックのリスト

  • $SHELL

--diagnose オプションを使用して、追加の情報を別のzipアーカイブに収集し、バグレポートドキュメントと一緒に添付して、閲覧者に追加のコンテキストを提供できます。

このツールは、通常のGitセットアッププロセスを介して呼び出されます。つまり、場合によっては、起動できない可能性があります(たとえば、関連する設定ファイルが読み取り不可能な場合など)。このようなシナリオでは、手動でヘルプを依頼するときに、上記の情報の種類を手動で収集すると役立つ場合があります。

オプション

-o <path>
--output-directory <path>

結果のバグレポートファイルを、現在のディレクトリではなく<path>に配置します。

-s <format>
--suffix <format>
--no-suffix

バグレポート名の代替サフィックスを指定して、git-bugreport-<formatted-suffix>という名前のファイルを作成します。これはstrftime(3)形式文字列の形をとる必要があります。現在のローカル時間が使用されます。--no-suffixはサフィックスを無効にし、ファイルはあいまいさを解消する措置なしでgit-bugreportという名前になります。

--no-diagnose
--diagnose[=<mode>]

ユーザーのマシン、Gitクライアント、およびリポジトリの状態に関する補足情報のzipアーカイブを作成します。アーカイブは、バグレポートと同じ出力ディレクトリに書き込まれ、git-diagnostics-<formatted-suffix>という名前になります。

modeを指定しないと、診断アーカイブにはgit diagnoseによって報告されるデフォルトの統計セットが含まれます。オプションのmode値を指定して、アーカイブに含まれる情報を変更できます。有効なmode値のリストと使用方法の詳細については、git-diagnose[1]を参照してください。

GIT

git[1]スイートの一部

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