日本語 ▾ トピック ▾ 最新バージョン ▾ git-bugreport は 2.45.0 で最終更新されました

名前

git-bugreport - バグレポート提出のための情報を収集する

概要

git bugreport [(-o | --output-directory) <path>]
		[(-s | --suffix) <format> | --no-suffix]
		[--diagnose[=<mode>]]

説明

ユーザーが観察した動作に関する情報を求めるフォームに加えて、ユーザーのマシン、Gitクライアント、リポジトリの状態に関する情報を収集し、それを単一のテキストファイルに保存します。ユーザーは、観察されたバグを報告するために、例えばGitメーリングリストにそのファイルを共有することができます。

ユーザーから以下の情報が求められます

  • 再現手順

  • 期待される動作

  • 実際の動作

以下の情報は自動的に取得されます

  • git version --build-options

  • uname の sysname、release、version、および machine 文字列

  • コンパイラ固有の情報文字列

  • 有効になっているフックのリスト

  • $SHELL

追加情報は、--diagnose オプションを使用して別のzipアーカイブに収集でき、バグレポートドキュメントと一緒に添付することで、読者にさらなるコンテキストを提供できます。

このツールは通常のGitセットアッププロセスを介して呼び出されるため、場合によっては起動できないことがあります。例えば、関連する設定ファイルが読み取れない場合などです。このようなシナリオでは、手動で助けを求める際に、上記のような情報を手動で収集することが役立つ場合があります。

オプション

-o <path>
--output-directory <path>

結果のバグレポートファイルを現在のディレクトリではなく <path> に配置します。

-s <format>
--suffix <format>
--no-suffix

バグレポート名に代替のサフィックスを指定して、git-bugreport-<formatted-suffix> という名前のファイルを作成します。これは strftime(3) 形式の文字列の形式をとる必要があり、現在のローカルタイムが使用されます。--no-suffix はサフィックスを無効にし、ファイルは曖昧さ回避なしで単に git-bugreport という名前になります。

--no-diagnose
--diagnose[=<mode>]

ユーザーのマシン、Gitクライアント、およびリポジトリの状態に関する補足情報のzipアーカイブを作成します。アーカイブはバグレポートと同じ出力ディレクトリに書き込まれ、git-diagnostics-<formatted-suffix> という名前になります。

mode が指定されていない場合、診断アーカイブには git diagnose によって報告される統計情報のデフォルトセットが含まれます。オプションの mode 値を指定して、アーカイブに含める情報を変更することができます。mode の有効な値のリストとその使用法の詳細については、git-diagnose[1] を参照してください。

GIT

git[1]スイートの一部

scroll-to-top