日本語 ▾ トピック ▾ 最新バージョン ▾ git-diagnose 最終更新日: 2.44.0

名前

git-diagnose - 診断情報のzipアーカイブを生成する

概要

git diagnose [(-o | --output-directory) <path>] [(-s | --suffix) <format>]
	       [--mode=<mode>]

説明

ユーザーのマシン、Gitクライアント、リポジトリの状態に関する詳細な情報を収集し、その情報をzipアーカイブにパッケージ化します。生成されたアーカイブは、例えば、問題をデバッグするためにGitメーリングリストと共有したり、独立したデバッグの参照として使用したりできます。

デフォルトでは、以下の情報がアーカイブにキャプチャされます。

  • git version --build-options

  • リポジトリのルートへのパス

  • ファイルシステム上の利用可能なディスク容量

  • 代替オブジェクトストア内のものを含む、各パックファイルの名前とサイズ

  • ルーズオブジェクトの総数、および.git/objectsサブディレクトリごとの内訳

追加情報は、--modeオプションを使用して異なる診断モードを選択することで収集できます。

このツールはgit-bugreport[1]とは異なり、リポジトリの内容のサイズとデータ形状の報告に重点を置いて、はるかに詳細な情報を収集します。

オプション

-o <path>
--output-directory <path>

結果の診断アーカイブを現在のディレクトリではなく、<path>に配置します。

-s <format>
--suffix <format>

診断アーカイブ名に代替の接尾辞を指定して、git-diagnostics-<formatted-suffix>というファイルを作成します。これはstrftime(3)形式の文字列の形式をとる必要があります。現在のローカル時刻が使用されます。

--mode=(stats|all)

収集すべき診断の種類を指定します。git diagnoseのデフォルトの動作は--mode=statsと同等です。

--mode=allオプションは、--mode=statsに含まれるすべての情報に加えて、.git.git/hooks.git/info.git/logs、および.git/objects/infoディレクトリのコピーを収集します。この追加情報は、診断されたリポジトリの完全な内容を再構築するために使用できるため、機密情報である可能性があります。--mode=allで生成されたアーカイブを共有する際には、ユーザーは注意を払う必要があります。

GIT

git[1]スイートの一部

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