Git
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名前

git-mktag - 追加の検証によるタグオブジェクトの作成

概要

git mktag

説明

標準入力からタグの内容を読み取り、タグオブジェクトを作成します。出力は新しいタグの<object>識別子です。

このコマンドは、主に`-t tag -w --stdin`を指定して呼び出されたgit-hash-object[1]と同等です。つまり、これら両方の方法で`my-tag`にあるタグを作成して書き込むことができます。

git mktag <my-tag
git hash-object -t tag -w --stdin <my-tag

違いは、mktagはタグがgit-fsck[1]チェックに合格しない場合、タグを書き込む前に終了することです。

mktagによって実行される「fsck」チェックは、git-fsck[1]がデフォルトで実行するチェックよりも厳しく、すべての`fsck.<msg-id>`メッセージが警告からエラーに昇格します(そのため、たとえば「tagger」行がないことはエラーになります)。

オブジェクト内の余分なヘッダーもmktagではエラーになりますが、git-fsck[1]では無視されます。この追加チェックは、適切な`fsck.<msg-id>`変数を設定することで無効にできます。

git -c fsck.extraHeaderEntry=ignore mktag <my-tag-with-headers

オプション

--strict

デフォルトでは、mktagはgit-fsck[1]の`--strict`モードと同等のものを有効にします。無効にするには`--no-strict`を使用します。

タグ形式

このコマンドの標準入力に供給されるタグ署名ファイルは、非常に単純な固定形式です。4行の

object <hash>
type <typename>
tag <tagname>
tagger <tagger>

その後、いくつかのオプションの自由形式のメッセージが続きます(古いGitで作成された一部のタグには`tagger`行がない場合があります)。メッセージが存在する場合は、ヘッダーから空行で区切られます。メッセージ部分には、Git自体が無視する可能性のある署名を含めることができますが、gpgで検証できます。

GIT

git[1]スイートの一部

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