日本語 ▾ トピック ▾ 最新バージョン ▾ git-mktag は 2.43.0 で最終更新されました

名前

git-mktag - 追加の検証機能付きタグオブジェクトを作成

書式

git mktag

説明

標準入力からタグの内容を読み込み、タグオブジェクトを作成します。出力は新しいタグの<オブジェクト>識別子です。

このコマンドは、-t tag -w --stdin を指定して呼び出される git-hash-object[1] とほぼ同等です。つまり、これら両方で my-tag に見つかったタグを作成・書き込みます。

git mktag <my-tag
git hash-object -t tag -w --stdin <my-tag

違いは、タグが git-fsck[1] チェックに合格しない場合、mktag はタグを書き込む前に終了することです。

mktag による「fsck」チェックは、git-fsck[1] がデフォルトで実行するものよりも厳格です。具体的には、すべての fsck.<msg-id> メッセージが警告からエラーに昇格されます(そのため、例えば「tagger」行が欠落しているとエラーになります)。

オブジェクト内の余分なヘッダーも mktag ではエラーですが、git-fsck[1] では無視されます。この追加チェックは、適切な fsck.<msg-id> 変数を設定することで無効にできます。

git -c fsck.extraHeaderEntry=ignore mktag <my-tag-with-headers

オプション

--strict

デフォルトでは、mktag は git-fsck[1]--strict モードと同等の機能を有効にします。これを無効にするには --no-strict を使用してください。

タグの形式

このコマンドの標準入力に供給されるタグ署名ファイルは、非常にシンプルな固定形式を持っています。それは以下の4行からなり、

object <hash>
type <typename>
tag <tagname>
tagger <tagger>

その後にオプションの自由形式のメッセージが続きます(古いGitで作成された一部のタグには tagger 行がない場合があります)。メッセージが存在する場合、ヘッダーとは空行で区切られます。メッセージ部分には、Git自体は気にしないが、gpg で検証できる署名が含まれていることがあります。

GIT

git[1] スイートの一部

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